明治五年、初代橋本吉蔵によって開業された「わかな」。
各代の当主達は、料理職人としての矜持をもって、
ひたすらに“うまい味”を求め、
暖簾に染み込ませ伝承してまいりました。
「美味」それは一膳を食することのみならずして、器の美、空間美にも心を注いでいます。
四代目吉蔵の書画骨董の造詣の深さと料理職人としての教えを今に活かし、
現在の店主も一徹な職人気質を持ち
常にお客様に納得される食膳の和の一時と、うまい味をご提供できることを悦びとしております。
食通の方々に愛されつづけ、お陰さまをもちまして横浜を代表する老舗の暖簾を大切にしながら、
一心、料理職人の精神をつらぬいてまいります。
店主
明治五年、初代橋本吉蔵によってわかなは創業されました。
初代吉蔵は、江戸時代中期より参勤交代の折に大名が国おもての奥方に
お土産として求めたといわれる銘菓「亀の子煎餅・若菜屋」の長男として
生まれましたが、元来の遊び人で煎餅やをきらい、家を継ぎませんでした。
ある日、ひょんなことから・・・